google-site-verification: google69691958020333f7.html
Manablog Copy Written by Manabu Bannai

育児ストレス 母親 要因 乳幼児

#子育て #子育てママ・パパ #子育て支援 #家族の安全・安心 #家族の思い出

こんにちは!!

yamaguchi@kです

子育てについて情報発信しています

子育てママ・パパに少しでも役立つ情報を提供できれば幸いです

今回は
三重県立看護大学紀要論文研究からの紹介します

乳幼児をもつ母親の育児ストレスの要因に関する文献検討

2017 年 8 月までに発行された文献を文献検索データベース医学中央雑誌 Web 版で、

「育児ストレス」「要因」「母親」の

3 つのキーワードによる検索及び原著論文に

絞って 21 件について分析を行った。


30 歳未満の母親に育児ストレスの要因が多く、

専業主婦は孤立感や閉塞感が強いことがわかった。

また、児に泣かれること、母親の思い通りにならないこと

育児ストレスの要因として明らかになった。子どもの成長発達

に伴う行動範囲の拡大や自己主張などが、

母親のストレス増大につながっていることも明らかになった。

また、育児ストレスは、子どもをもつことでの生活・意識の変化に伴うことや、

生活環境がストレス要因となっていた。よって、母親の属性や児の

年齢・成長発達や個々の状況を把握した上での指導が必要になると考える。

母親と子どもの属性による育児ストレスついて

母親の年齢による育児ストレス

母親の年齢は、分析対象とした文献では 30 歳未満、

35 歳未満、35 歳以上と分けられていた

この分類に関しては、第 1 子出産時の母親の

平均年齢が 30歳前後 12)であることや調査対象とした

母親の平均年齢が 30 歳前後であることから、分類ラインを 30 歳とし

ているのではないかと考える。また、日本産科婦人科学会が 35 歳以上の

初産婦を高年初産婦 13)と定義していることから、

35 歳も分類ラインの一つとしているのではないかと考える。

若い母親は

子どもとの生活をイメージしにくく、自分の時間が子

どもによって制約され、社会から取り残されてしまう

焦りや不安が育児ストレスの要因になると考えられる。

母親の就労形態による育児時間の長さと

ストレスとの間には何らかの関連があると考える。

現実的には、保育園に子どもを預けたいと思っても

働かなければ利用できないこと 16)から、母親の就労の

有無に関係なく利用できる社会資源が必要である。

具体的には、母親同士が集まれる場所や子育て相談がで

きる場所、母親の就労状況に応じた介入として保育所

や託児所、子育てサークル、ボランティア等の情報提

供から実際の活用につなげられる支援が必要と考える。

子どもの年齢による育児ストレス

機能的な育児グッズや、おしゃれでかわいい出産祝いアイテムが揃う【I love baby(アイラブベビー)】


子どもの年齢で見てみると、1 歳未満、1 歳以上、
1~2 歳、2~3 歳で分類できた。この結果は、

公的な乳幼児健診が 3 歳児までしかないため、3 歳までの児が

調査対象となっているのではないかと考える。

1 歳の子どもをもつ母親は育児の心配や戸惑いを

持ちやすく、また抑うつ傾向になりやすいとされ

(S)、2 歳、3 歳の子どもをもつ母親は、母親のイライラ

と子どもに対する抑制の効かない攻撃性に対して

ストレスを感じやすい

2歳の子どもを育てる母親について、児の自由気ままな

行動や態度に振り回されるストレスも大きく、自我の

芽生えとともに第一次反抗期がはじまる時期であり

育児からくるストレスは多重的に付加される

可能性が高いと述べている。

母親が困ったこと・悩んだことの数がもっとも

多かったのは 3 歳とある。

この時期は一次反抗期と言われる時期であり、

子どもの欲求や反抗に悩む母親の姿であるといえる

と報告されている。これらのことから、母親には子どもの

年齢によって育児ストレスに違いがあり、子どもの成長に伴って

単純にストレスが軽減されていくことはなく、

特に 3 歳頃までの子どもに対する母親の育児ストレスは相当高いことが示唆された

『子どもをもつことでの生活・意識の変化』と育児ストレスの関係

社会保障審議会「子ども虐待による死亡事例等の

検証結果等について

虐待を行った母親の抱える問題として、

「望まない妊娠 / 計画していない妊娠」が最も多いと報告されている

加えて、妊娠・出産に対して否定的な感情やネガティブ

な感情を持っていると育児ストレスに影響を与えたり、

子どもに対する否定的な感情や子育てへの自信のなさ

がストレスにつながったりする 20)と述べられている。

本研究での【妊娠・出産への思い】で得られたように、

《親になることへの肯定的感情》を育むためにも妊娠期

から母親になる準備をしていくことや、

《妊娠・出産に対する否定的感情》を生まないためにも

望まない妊娠にならないような教育の充実が必要であると考える。

出産後の育児において、おむつ交換や着替え、授乳

など単調であり、言葉によるコミュニケーションも

取れないことから、《子どもに対する否定的な感情》が

生まれることもある。神庭ら 21)の先行研究では、

「毎日毎日、同じことの繰り返ししかしていないと思う」

「子どもを育てるために我慢ばかりしている」

「自分ひとりで子どもを育てている圧迫感を感じる」

「子どもとばかりいて、孤立した感じがする」など、父親に比べて母

親は《子どもとの生活での不安定な感情》を強く感じ

ていることが明らかになっている。これらのことから、

子育てが楽しいと感じることがある反面、子育てを

一人で抱え込むことで《自分の時間がない》と、子育て

に対して充実感を得られずストレスとして感じること

があると考えられる。よって、母親が一人でストレス

をかかえないよう、母親同士でコミュニケーションを

取れたり、母親の思いを表出できる機会を提供するこ

とが必要だと考える。

まとめ

本研究の結果から、属性により育児ストレスの違い

があることと、『子どもを持つことでの生活・意識の

変化』、『生活環境』の 2 つが、母親の育児ストレス

に影響を及ぼしていることが明らかとなった。

母親の「属性」は、母親の年齢では 30 歳未満、

35歳未満、35 歳以上の 3 郡に分類することができ、

30歳未満の母親に育児ストレスの要因が多かった。

続いて就労形態に関しては、専業主婦はフルタイムや

パートで働く母親に比べ孤立感や閉塞感が強いこと

がわかった。

子どもの年齢によってもストレスは異なった。

『子どもを持つことでの生活・意識の変化』では

【妊娠・出産への思い】、【子育てに関する意識】

【自分のための時間の有無】、【産後の経過と母親自身の体調】

【子どもの反応】がストレス要因とされた。

『生活環境』では、【周囲からのサポート】、

【経済的側面】がストレス要因とされた。

母親・子どもの属性の違いや、

個々の『子どもをもつことでの生活や意識の変化』や

『生活環境』の違いを見極めた支援の必要性が示唆された。

おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】